2021-01-01から1年間の記事一覧

聖地・マツダスタジアムの個性を考える②

前回の記事では、各球場のフェンスまでの距離・フェンス高に着目して、球場の「個性」をみてきた。本日も「球場の個性」の話の続きをしたい。 NPBの方が2割5分程度広いファウルゾーン 実は、NPB・MLBの球場の大きな違いとして、ファウルゾーンの広さがあげら…

聖地・マツダスタジアムの個性を考える①

振り返ってみると子どもの頃、各球団が本拠地とする球場の規格には大きなバラツキがあり、その不統一性が得失点数ひいては勝敗に影響し得ることを考えると、なんとおおらかな(悪くいえばルールが大雑把な)競技なのだろうと思ったことがある。ただ、同時に…

DH制導入による試合結果や戦術への影響を考える④

前回記事では、DH制の運用実態について、主に「DH」での先発出場選手をどうするか、という点を分析した。ただ、DH制の影響は、試合前に決する先発出場選手の選択だけでなく、試合中の作戦運用にも影響を及ぼし得る。本日は、この点について整理したい。 DH導…

DH制導入による試合結果や戦術への影響を考える③

前回の記事では、DH制導入による得失点数や守備力への影響について整理した。今回は、DH制を導入しているパ・リーグにおける運用実態についてみてみよう。 DHは半分近くが外国人で、7割超が3~5番の中軸打者 DH制導入(1975年)以降のパ・リーグのDH打者の打…

DH制導入による試合結果や戦術への影響を考える②

前回の記事では、DH制導入を巡る議論を整理した。今回からは、主にDH制導入リーグ(NPBのパ・リーグ、MLBのア・リーグ)と非導入リーグ(セ・リーグ、ナ・リーグ)の比較を通じ、DH制導入による試合結果や戦術への影響について分析していきたい。 DH制を導入…

DH制導入による試合結果や戦術への影響を考える①

年が明けたのに旧年中からの話題でなんなのだが、最近、セ・パ交流戦や日本シリーズでのパ・リーグの優勢が際立ってきている中、セ・リーグでもパのレベルに追いつき追い越すべく、DH制度を導入するべきではないか、という議論が聞かれる。2021年最初のデー…

新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます 毎年、年賀状は木版にて作成しており、今年の年賀状は、丑年ということもあり、平安時代の鳥獣戯画をモチーフに神前にて闘牛を楽しむウサギとカエルを木版画にて描いてみた。2021年がコロナ禍を克服し、エキサイティング…